タイトル:楽しくない仕事はなぜ楽しくないのか?
著者:土屋裕介 小屋一雄  出版社:プレジデント社

ある調査によると、社員が会社で働くことに誇りを持っている割合は、世界平均では7割を超えるのに対して、日本では5割にも満たないそうだ。実際、身の回りに楽しんで働いている人がどれぐらいいるだろうか?

本書は「エンゲージメント」という補助線を引きながら、「いい働き方」はどういうものなのかを、セルフ(個人)・ワーク(仕事)・ソーシャル(社会)という3つの観点からうまく整理している。「どれか1つの歯車がうまく回らなければ、残りの歯車もうまく回らなくなる」という考え方は納得感が強く、長期的に楽しく快活に働くための視座を与えてくれるだろう。